トランジットとは
ヨーロッパに向かう場合、目的地まで直行で行かずに 南回りや北回りで他の都市を経由して向かうことがあります。
こうした 途中の空港にいったん着陸することを、トランジットと言います。
そして トランジットの際には、燃料や食料・水を補給したり 乗務員の交代があったり 飛行機の整備や機内の清掃が行われたりします。
これらに要する時間は 30分から1時間で、乗客は 機内で待つ場合もあれば 空港内のトランジットルームで待つ場合もあります。
トランジットルームで待つ場合には、機内アナウンスに従って飛行機を降り、その際 トランジットカードを受け取ります。
そして、Transitの表示に従って空港内のトランジットルームへ向かいます。
トランジットルーム周辺には、軽食や飲み物を販売する店 場合によっては免税店を設けている空港もあるので、そこで時間を潰すこともできるでしょう。
再搭乗時間がきたらアナウンスがあるので、トランジットカードを係員に渡して再搭乗し、同じ座席に座ります。
なお、飛行機をいったん降りる際には、清掃員が入るので 足元や座席にある荷物を頭上の荷物棚に入れておいてください。
また、パスポートや現金など 貴重品の放置にも要注意です。
トランスファーとは
目的地によっては直行便がなく、到着した国際空港から国内線に乗り換えたり 他の国への国際線に乗り継いだりすることがあります。
このように 飛行機を乗り換えて目的地に向かうことを、トランスファーと言います。
トランスファーは、トランジットとは違い 飛行機を乗り換えるので、手荷物はすべて持って出ます。
そして、空港では 次の飛行機に乗るためのチェックインが必要です。
Transferの表示に従って進み、トランスファー専用のカウンターでチェックインを行います。
このとき、日本でのチェックイン時にスルー扱いにしていれば、荷物検査は必要ありません。
なお、便によっては 別ターミナルや別空港への移動が必要な場合もあります。事前によく確認しておきましょう。
乗り換える飛行機の搭乗時間までは、待合所で待機します。
待ち時間が長い場合には、ミールクーポン(お食事券)や軽食が提供されることもあります。
また、トランジットとは違い、いったんその国に入国して 空港の外に出れることもあります。
さらに、ストップオーバーと言って、乗り換え地で2〜3日観光してから出国できることもあります。