機内の気圧・温度について
飛行中の機内は、標高2000〜2500mの山(富士山だと5合目程度)に登っているのと同じ気圧の状態で、地上に比べて酸素が薄いです。
そして、離陸・着陸時の15〜30分間は 気圧の変化が激しく、体質や体調によっては 耳鳴りや航空性中耳炎を起こすこともあります。
もし耳が詰まったと感じた際には、飴をなめたり つばを飲み込んだり あくびをしたり 口を大きく開けたりして対処します。
それでも治らない場合には、指で鼻をつまんで 口を閉じたまま鼻をかむ要領で鼻の中に息をいれます。いわゆる 耳抜きをするといいわけです。
加えて、温度と湿度の低下も気を付けたいことです。
機内の温度は、おおよそ22〜26度に設定されています。
人によっては 寒さを感じる温度なので、カーディガンなどを持ち込んで体温調節をしてください。
また、乗務員に頼めば 座席の毛布を追加してもらえるし、機内用靴下を借りることもできます。
なお、長時間座り続けていると足がむくんできます。スリッパを持参して履き替えると 楽でいいですよ。
そして、機内は乾燥しがちで、目の渇き,喉や鼻の痛みを感じることがあります。
目薬や喉の薬は役立ちますし、マスクの使用も有効です。ただし、コンタクトレンズは外しておいた方が無難です。